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ゲストライター  - ,,  08:00 AM

SimpleStyle 第10回:キーボード疾走~噂の2画面マシン『libretto W100』で使う『NeXTGenerationMacro』

SimpleStyle 第10回:キーボード疾走~噂の2画面マシン『libretto W100』で使う『NeXTGenerationMacro』

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■キーボード大好き

一足早く、『libretto W100』を試してみました。

買おう、と思っていました

そもそも、この5年ほど、キーボードのついたマシンを使ったことありません
 


デスクトップはもとより、ノートはVAIO UとNECのピュアタブレット(VJ11F/GL-R)をメインマシンとして使ってきました。VJ11F/GL-Rは、iPadと酷似した構造のマシンです。


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理由は簡単で、常用するキーボードは、物理的な配置も文字の配置も特別なものなので、普通のキーボードを使えないためです。金型を起こして特別なキーボードを作ったこともあります。ハードウェアキーボードへの総投資額は450万円だったか。


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つくったら親指のかたちに合わなくて、2ミリかたちを変えたんですけど、それだけで30万円かかりました。

ライフハックのためには、惜しいものはなにもないと思っています。


■イチローは他人のバットを手にしない

イチローは、自分のバットをもつ感覚をとても大切にしているので、他人のバットには触らない、落ちていても持ち上げもしないそうです。この感覚は、たしかによくわかります。

じっさいのところわたしはキーボードマニアなので、QWERTYもOASYS(NICOLA)も新JISも風も打てるのですが、ちょっとでもそれに触ると、いま使い慣れている配列と混乱してくるようで、次第に他のキーボードには可能なかぎり触らなくなってきたためです。感覚が残ってしまうのがいやなんです。

とはいえ、キーボードのついてないことを前提に機種選択をしていると、購入できるマシンはほとんどありません。これにはまいりました。

余談ですが、iPad/iPhoneにいまいち踏み切れないのも、キーボード配置がQWERTYのためです。

次の機種としてターゲットにして考えたのは、なんどか試作されてきた上下2面のタブレット型でした。これなら、したの画面にソフトウェアキーボードを配置すれば、自由な配置で使用できる可能性があります。ハードウェアと違って、ソフトウェアへの投資は文字通り桁が違います。簡単にできますし。


■上下2面のタブレット型『libretto W100

さて、それで『libretto W100』です。

ついに上下2面のタブレット型の市場発売が目前です。

libretto W100』の第一印象は、小さいけど厚みはややある。縞模様入りの梨地のデザインで悪くはない。でした。

ちょうどVAIO Xが手許にあるので(キーボードには触れませんが)比較してみると、厚いなと思うわけです。もしもVAIO Xのキーボードを自由な配置に変更できたら買ったと思います。あるいは2面タブレットであれば。

開いてみると、『libretto W100』の液晶は7型ワイド×2面で、おおむね14型相当になる計算です。実寸だと、VJ11F/GL-Rの10.4型(1024×768ピクセル)の対角線は約26.5cm。『libretto W100』は(中央に蝶番がありますが)、対角線は約27.2cmほどです。ワイドなので、数字ほど大きくはありません。『libretto W100』の解像度は1024×600ピクセル×2=1024×1200ピクセル)です。

完全にフラットに開くことができるので、1024×1200ピクセルのタブレットとして使うことも可能であるように思えます。


■劇場の幕間のささやき声

まず最初に、電源を入れてみると、どこかの劇場の幕間のようなひそひそとしたさざめき声が聞こえてきました。なぜ劇場を思ったのか。ああ、画面の背景が、劇場のような壁紙だったためです。

どうしてざわめきが聞こえるのか。耳をすませば。なんと...。

ファンの回転音でした。

libretto W100』は記憶媒体としてSSDを採用していますが、CPUやシステム冷却用のファンは内蔵しているのです。しかもこの音...。むむむむむ。額に皺ができそうです。

思わず電源を落としてしまいました。これではテストになりまへんがな...。


■押すには小さいボタン類

まあ、しかたない。

静かなところで考えます。

次の課題は、指の太さです。 

libretto W100』で、メニューを開き、ウィンドウを開き、ウィンドウをリサイズし、ボタンを押したいのですが、指が太くて誤操作しまくりです。う~むむむ。

わたしは、どちらかといえば手は小さいほうだと思っていましたが、それでもとてもボタンを押せません。手のサイズを計測すると、手を広げた状態で、中指の先から手のひらのつけ根までで17.5cm、中指は7.5cmです。中指の太さは17.5ミリです。

libretto W100』の画面上の[×]ボタンは、実測で、高さ3ミリ×7ミリ。

とても押せません

タイトルバーをもっての移動もむずかしい。しかも、視差があるようで、微妙にボタンとタッチ位置がずれてます。キャリブレーションしないと違和感があります。

太さの解消のために、電子ペンでタッチしてみましたが、認識しません。生体電流を感知している場合に、ひとの皮膚とおなじ抵抗の金属棒を認識することは知っているのですが、とりあえずそれはもってないしな~。

これを思うと、アップルが『iPad』でOSXを採用せず、そのサブセットであるiPhoneOSを使う理由は明らかです。

マルチウィンドウモデルのインターフェースは、しばしばそのままではダイレクトオペレーションのタッチパネルには使えない、ということです。


■ウィンドウまたがりで大苦戦

続いての課題はウィンドウの移動です。

上下のウィンドウをまたがって、ウィンドウを移動したりリサイズしたりするには、画面をまたがって操作する必要があります。

ところが、画面をまたがる操作は、標準のWindowsインターフェースでタッチパネルを使ってはできないんです。ふたつの画面のあいだの距離は4.7cm。物理的に連続していないから、当然、指でなぞっても、連続しているとは見なされない。...。

予想外の苦戦が続いています。

いまの課題は、

  • キャリブレーション
  • ウィンドウリサイズ/移動
  • タッチパネルオペレーション時のハンドルの小ささ
  • ファンの音の解消

です。

ちなみに、試作機のためマニュアルは付属せず、画面内のマニュアル(pdf)のみが付属しています。それを読むにも、以上の課題を解消する必要があります。


■まずは現状視察から

付属のソフトウェアキーボードを開いてみました。

ソフトウェアキーボードは、専用に作っているだけあって、

  • ウィンドウリサイズ/移動
  • タッチパネルオペレーション時のハンドルの小ささ

のふたつを解消したアプリケーションになっています。

具体的には、キーボードのまわりの黒い枠(地の部分)がすべてウィンドウ枠相当になっているので、

  • ウィンドウリサイズ/移動
  • タッチパネルオペレーション時のハンドルの小ささ

は、その枠の部分を使って行うことができます。

通常のウィンドウは、ウィンドウのタイトルバーが4ミリ、左右のウィンドウ枠は1ミリほどしかありません。

ソフトウェアキーボードは、上下の黒枠が7ミリずつあります。指の太さを考慮しているので、扱いやすいわけです。ということは、(見やすさのデザインをどう考えるかは別として)、ウィンドウの枠を太くしておけば、操作しやすさは大幅に改善される可能性があります。


■ソフトウェアキーボードを観察する

付属のソフトウェアキーボードでタイピングしてみました。

え? 触ったじゃないかって。イチローの話?

ボタン押しただけです。

マルチタッチ可能なので、両手の指を使って入力できる可能性はあります。

libretto W100』のソフトウェアキーボードの最大幅は画面サイズ。したがって、通常の配置では、キーボードの最大幅は実測で15.4cm。ふだん使っているキーボードの最大幅は、文字キー部分だけで25.7cmなので、とても同じ操作感の再現は無理です。

ただし、ふだん使っているキーボードは、中央に約5cmの間隔が空いているので、その部分を除けば20.7cmとなります。

libretto W100』のソフトウェアキーボードといえば、左右に二分割したタイプかと思います。この場合は、キートップじたいが小さすぎて両手タイピングは無理。PDA風に両手でホールドして、親指でタイピングするのがせいぜいでしょう。


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回転して、横にして、左右の画面に分割したキーボードを表示すれば、左右の画面の幅は合計で23.2cmなので、普段使いのキーボードをソフトウェアで再現できる可能性があります。

ここまでで使い始めて1時間30分。苦戦の部類です。

現在の課題は、

  • キャリブレーション
  • ウィンドウリサイズ/移動
  • タッチパネルオペレーション時のハンドルの小ささ
  • ファンの音の解消
  • 使いやすいソフトウェアキーボードの選定

の5つです。


■休憩こそ力の根源

お。休憩から帰ってきたら、いきなり課題をふたつ解消できました。休憩の霊験はあらたかです。

  • ウィンドウリサイズ/移動
  • タッチパネルオペレーション時のハンドルの小ささ

です。

よく見ると、ウィンドウのタイトルバーの[_][□][×]のWindows標準のボタンのとなりに、[↓][曰]みたいなボタンがあります。このうち、[↓]は、ウィンドウを上下のマルチウィンドウのあいだで移動するボタン。

[曰]は、そのウィンドウを上下の最大サイズに拡大したり、ウィンドウに重ねて、[_][□][×][曰]移動、リサイズのボタンを表示する『libretto W100』になくてはならないボタンです。

このボタンを使えば、ハンドルサイズを気にする必要がなくなるので、マルチウィンドウをまたがっての移動も可能になります。

■課題をひとつずつクリアする

現在の残りの課題は、

  • キャリブレーション
  • ファンの音の解消
  • 使いやすいソフトウェアキーボードの選定

です。

ファン音を解消するためには、CPUの速度を落とせばよいと考えられます。コントロールパネルで、電源オプションを見ていくと、詳細項目のなかでプロセッサの最大パフォーマンスを設定できるので、最大パフォーマンスを10%に落とします。これでパフォーマンスは落ちますが、ファン音は静かになりました。

無音ではないのですが、まあこれでとりあえずは解消ということにします。

■キャリブレーションを調整する

続いて、

  • キャリブレーション

です。

コントロールパネルのTablet PC設定のなかに、ディスプレイオプション-調整の項目があり、キャリブレーションを変更できます。

調整していくうちに、またファン音がうるさくなったので、最大パフォーマンスを5%に、最小パフォーマンスを0%に落としました。

キャリブレーションは、ディスプレイごとに設定できますが、下側のディスプレイでは、何度操作しても、キャリブレーション変更を認識してくれませんでした。

このマシンをどのような状態で使うかは、まだ想像もできませんが、通常のノートのようにして使う場合と、見開きの本のようにして表示する場合とでは、視差が大きく異なる可能性があるため、キャリブレーションの変更は必須で、しかも頻度は高いと予想できます。そんなことないんでしょうか?

現状のWindows7標準のタブレットPCでのキャリブレーション調整機能は、標準的な機能はもっていますが、けっして使いやすいとは感じませんでした。

これまで使った、いちばん使いやすかったキャリブレーション調整機能は、たしかPalmOSのものだったと思います。


■ソフトキーボードを作る

いちおうひととおり課題は解消したので、最後の

  • 使いやすいソフトウェアキーボードの選定

に向かいます。

選定といっても、そこはそれ、作っちゃうわけです。

NeXTGenerationMacro』は、他のOSやPDA上で、かれこれ15年ほどの動作実績をもつソフトウェアキーボードです。

今回、『libretto W100』のためにおなじコンセプトで新規開発した、『NeXTGenerationMacro』を使用します。

ソフトウェアキーボードを表示できる幅は、最大で1024ピクセルですから、10個のキーを1列に並べるとすると、キーの幅はおおむね100ピクセル程度です。

ソフトウェアキーボードで、画面サイズに合わせてレイアウトできていて、下側の画面に表示できるキーボードです。


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できました。

テストで入力したところ、まあまあの精度です。

キーボードの配置の微調整などを経て、さらに使いやすい設定を見つけ始めたところ、『libretto W100』のタッチパネルは、タッチパネルを指の腹でタッチしないと認識に劣ることがわかりました。

キーボードをタイピングする場合、親指は指の側面でキーをタイピングするので、やや認識が不自然になります。

これは新しい課題です。

ともあれ、ひととおり使ってみると、『libretto W100』は他にない独自の魅力をもつマシンであることはわかりました。

ファンをもつため騒音があるのは予想外でしたが、それ以外はとても気に入りました。工夫次第で使い勝手もアップしそうです。

2010年8月の『libretto W100』発売まであと1カ月以上。はたして買うかどうか。

大いに悩んでいます。


■制限とか今後の展開とか

Escキーをもっていません。Altキーをもっていません。スタートメニューがありません。ファンクションキーがありません。カーソルキーがありません。記号系で入力できないものもあるかもしれません。直接入力していませんので半角文字を入力できません。英文大文字を入力できません。終了にはコンテキストメニューを使う必要があります。タスクマネージャで殺すのがおすすめです。

シフトキーの挙動がマルチタッチに充分対応していません。

テキスト入力が可能になった状態ではポップアップメニューを表示しようと思っています。

libretto W100』の標準のキーボードボタンで起動したいです。

予測入力を入れようと思っていたのですが、『libretto W100』にはデフォルトでATOKの予測入力が入っているので、必要ないかもと思うようになりました。

文字キー部分のキー配列は独自ですが、これをキー数まで含めて自由にカスタマイズ可能にしたいと考えています。この点に関しては、コメントをいただければ優先的に検討します。

タッチパネルを意識して、フリック入力には速やかに対応したいです。

風呂に入っていたら、リサイズ時に、自動的にキーのサイズもリサイズできるようになっているといいかもしれないと思いました。

WindowsXP/7で動作テストしています。動作には、.NET Framework3.5が必要です。


[NeXTGenerationMacro]

(美崎薫)
 

  • ,,,,, - By

    香川博人

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