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キッチン回りに関する伝説、ウソ、ホント

2010.07.23 10:00 コメント数:[ 9 ]
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Photo by pixietart.


料理に使うアルコールはすぐに飛ぶ、とか、電子レンジでおいしい紅茶は入れられない、とか耳にしたことはありませんか。「Kitchen Myths」では、これらの「伝説」を検証しています。

1. 表面に軽く焦げ目を付けると肉汁を閉じ込めることができる

ウソ

確かに、カレーやシチューのお肉は、一度炒めてから煮込むとおいしくなりますが、これは肉汁を閉じ込めたからではないようです。同じ大きさの肉のかたまりで、表面に焦げ目を付けたものと、そうでないものの調理後の重さを比べてみました。その結果、両方ともほぼ同じ重さでした。つまり、表面に焦げ目を付けても、肉汁は閉じ込められるわけではない、ということになります。

では、なぜ表面を焦がしたものがおいしく感じるかというと、それは「メイラード反応」が見られるからだそうです。これは、プロテインと糖分とが、高温で結びついて化学反応が起き、新しいフレイバーが生まれるというものです。レシピの中には、この化学反応を見越して「表面を焦がす」手順を取り入れているものもあります。

ソース:On Food and Cooking by Harold McGee, Simon & Schuster, 1984.

 

2. ベーキングソーダを冷蔵庫、冷凍庫に入れておくと臭いを吸収してくれる

ウソ

これは、ベーキングソーダを売るための、うまいマーケティング術だと言えます。よく調べてみると、ベーキングソーダには臭いを吸収する力はあまりない、ということがわかりました。むしろ、冷蔵庫に入れる食品はラップできっちり包んだり、冷蔵庫の中を頻繁に掃除したりする方が、臭いを抑えることができますよ。

ソース:http://www.newton.dep.anl.gov/askasci/chem00/chem00388.htm

3. オムレツやスクランブルエッグを作るときには、牛乳の代わりに水を入れた方がいい

どちらともいえない

どうやらこれは、牛乳を入れると卵が固くなるから、ということで言われているようです。実際「Cook's Illustrated」が試してみたところ、水が入ったスクランブルエッグはフレイバーの点で劣るし、ふわふわにはなりませんでしたが、牛乳を入れたものとの差はあまりありませんでした。ふわふわにしたいのであれば、クリームを入れるといいですよ。

ソース:The Best Recipe, Boston Common Press, 1999.

4. 寿司とは生魚のことである

ウソ

これは、日本人には常識ですが、外国人の中にはよくわかっていない人も多いので、生魚が食べられないという理由で、寿司を敬遠している人がいたら、説明してあげてくださいね。

5. ロブスターは茹でられるときに、痛みのあまり叫ぶ

ウソ

これは二つの点で間違っています。ロブスターは叫ばないし、痛みも感じません。そもそも、ロブスターを茹でるときに聞こえる音は、殻の間にたまった空気が外に出ることで発生しています。これで、茹でるときの罪悪感が少しは減ったでしょうか。

6. 料理に使ったアルコールは全部飛んでしまうので、食べるときには全く残っていない

ウソ

アルコールは沸点が水より低いから、水が沸騰する頃には全部気化してしまう、と信じている人は多いことでしょう。しかし、調べてみたところ、調理が終わった後でも、アルコール分が残っていることがわかりました。たとえば、沸騰した水にアルコールを加えて、15分加熱しただけではは45%、2時間半加熱を続けてやっと5%まで減る程度です。加えたアルコール分にもよりますが、加熱したからアルコールはなくなる、は正しくなかったんですね。

ソース:US Department of Agriculture Nutrient Data Laboratory

7. フライパンを温めてから油を入れるとくっつかない

ホントだけど...

たしかに、熱したフライパンに油を入れてすぐに食材を加えると、くっつきにくくはなりますが、これがくっつかなくなる唯一の方法ではありません。フライパンと一緒に油を熱しても、くっつかなくなるのは同じで、むしろこの方法の方が料理しやすかったりします。なぜなら、油の状態を見て、食材を入れていい温度まで温まったかどうかが、わかりやすいからです。

8. アルミの調理器具を使うとアルツハイマーになる

ウソ

そもそも、この説がどこからきたのかというと、アルツハイマー患者の脳から、普通の人より多いアルミニウムが検出された、というリサーチです。

アルミニウムがアルツハイマーを引き起こすかどうかは、はっきりわかっていませんが、患者の脳から高い数値が出るから、おそらくそうだろう。ということは、アルミニウムに触れない方がいいということで、広まりました。しかしその後、アルミニウムがアルツハイマーを引き起こすのではなく、アルツハイマーになったことによって、脳にアルミニウムが蓄積されることがわかりました。

ソース:Alzheimer's Society

9. 料理にはやっぱり電気よりガスコンロ

ウソ

電気コンロでは、まともな料理ができないという人は結構いますよね。確かにガスコンロの方が本格的ではありますが、電気コンロの方がいいこともありました。たとえば、弱火にしたときの安定度、沸騰するまでの時間、熱効率、後片付けのしやすさ、という点では電気の方が勝っていました。つまりは、電気でもガスでも一長一短ということです。

10. よく熟れたトマトを切るには、歯がギザギザのナイフを使わなければいけない

ウソ

といっても、もちろんギザギザナイフを使ってはいけない、というわけではありません。普通の包丁で切れないから、ギザギザを使うというのであれば、おそらく普通の包丁を研ぐ必要があるのでしょう。ちゃんと研いである包丁を使えば、熟れたトマトを薄く切ることは可能です。包丁の切れ味を試すために、わざわざ熟したトマトを切ってみる人もいるくらいです。

11. オリーブオイルで揚げ物はできない

ウソ

オリーブオイルは低温で煙が出てしまうので、揚げ物に向いていないという人は多いですが、できないわけではありません。ただし、オリーブオイルは他の揚げ油より高価で、一度揚げ物に使ったオイルは再利用しない方がいいので、あまり使いたいと思う人はいないかもしれませんね。

12. 調理前の肉に塩をふってはいけない

ウソ

この説の元になっている考え方は、塩をふると肉汁が外に出てしまって、フレイバーがなくなるから、というものです。確かに理論上は、塩には水分を外に出す働きがありますが、肉の場合はそれほど変わらないようです。それに、数々のレシピや、有名なシェフが調理するのを見てみると、やっぱり生の肉に塩をしています。水分が出ておいしくなくなるんだったら、そんなことはしないはずですよね。

13. バナナを冷蔵庫に入れたら食べられなくなる

ウソ

確かに、冷蔵庫に入れたバナナの皮は茶色になってしまいますが、向いてみると中身はそれほど熟れていません。冷蔵庫に入れることによって、熟すスピードは遅くなるからです。

ソース:Chiquita Banana web site and personal experience

14. 電子レンジでおいしい紅茶はいれられない

ウソ

電子レンジで温めたお湯だと、紅茶がおいしくないのは、おそらくカップの上の方だけが沸騰した状態で、ティバッグを入れてしまったからでしょう。電子レンジの中で沸騰したなと思ってから、5秒から10秒そのまま沸いた状態にして、お湯の中にティバッグを入れれば、やかんで沸かしたお湯をカップに注いだのと同じことになるので、おいしいお茶がいただけます。

お茶の種類によっては、沸騰したお湯では温度が高すぎて、香りが壊れてしまう可能性もあるので、注意してください。また、電子レンジの中で長時間沸騰を続けると、耐熱カップでも割れることがあるので、気をつけてください。

ヘー初耳、というもの、ありましたか? そんなこともう知ってたよ、というものもあったかもしれないですね。他にもお料理に関するウソ、ホントをお待ちしています。


Kitchen Myths [Peter Aitken's Pages via brainpicker]

Kevin Purdy (原文/山内純子)

 

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コメント(9)
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ティーカップを暖めるのに電子レンジを使うのは,英国王立化学会「完璧な一杯の紅茶の入れ方」でも推奨されてるようです。
http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=03/06/25/1350255
http://www.rsc.org/pdf/pressoffice/2003/tea.pdf

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「塩には水分を外に出す働きがありますが、肉の場合はそれほど変わらないようです。」とありますが、「BBQのスペシャリストが説く、肉の焼き方に関する7つの誤解 → http://www.lifehacker.jp/2010/06/100628grilling_steak.html」 には、「数時間前から塩をかけておくのはNG。肉汁が流れ出してしまい、肉の旨みが損なわれる。」とあります。
どっちが正しいのでしょかね?。

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非常に疑問の残る記事ですな
ほとんどが主観で書かれているもので客観的な視点が足りない

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>ロブスターは叫ばないし、痛みも感じません。
「痛みを感じる」というのが反応などから検証されていますよ。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51388556.html
完全に証明することはもちろんクオリアの問題になってしまうので不可能でありますが。

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紅茶に関しては、沸かしたお湯とレンジにかけたお湯では含まれる空気量に差が生じるので同じと言うには無理があるかな。

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野菜炒めとかに他の物と一緒にする「肉」は下味の意味もあるので
事前に掛けるけど、ステーキみたいなのは油や水分で流されてしまうので
後で掛けるな

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13番のバナナを冷蔵庫に入れる事は別の意味で危険。

日本のバナナは輸入時に「緑のまま」で輸入する事が法律で定められている。
しかしバナナは木になっている状態じゃないと黄色く熟さない。
そこで日本では「エチレンガス」に漬け込む事で黄色く色をつけてから市場に出している。

この「エチレンガス」が厄介で、食べ物を腐敗させる効果があるんだわ。
だから日本のバナナを冷蔵庫に入れておくと、バナナが吐き出したエチレンガスのせいで周りの野菜まで腐ってしまう。だから絶対にバナナを冷蔵庫に入れてはいけない。

日本以外にもエチレンガスで熟す方法を取ってる国のバナナは同じことが言える。
ちなみに13番の記事で「熟すスピードが遅くなる」とも書いているが、上記にも書いた通り木から切り離したバナナは腐る事はあっても熟す事は絶対ない。

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電気とガスコンロの話も一長一短ではなく一長四短くらいだからガスのほうがいいといわれてるわけで

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電子レンジで液体を沸騰させるのはかなり危険なんだが

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