人気記事ランキング
Tweet数ランキング

つい無防備になってない? 公衆無線LANを安全に使うための4つのコツ

2010.07.06 20:00 コメント数:[ 2 ]
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

100702safeuse_publicwifi1.jpg


パソコンも、もはや「ケイタイ」する時代。日本でもWi-Fiスポットが徐々に増え、外出先でも手軽にインターネット接続できる環境が整ってきましたが、さらに先を行く米国では、7月1日から、スターバックス(Starbucks)が米国内の全店舗で、Wi-Fiを無料で利用できるようになったとか。どこでもインターネットにアクセスできるのは、便利なことこの上ないですが、セキュリティリスクにも十分配慮する必要がありますね。そこで、こちらでは、公衆無線LANを安全に使うための方法についてご紹介しましょう。

ほどんどのワイヤレスルーターには、インターネットからユーザを守るファイアウォールがありますが、これによって、自分が完全に保護されていると考えるのは誤り。同じネットワークに接続している他のユーザからは保護されていません。多くのホットスポットでは、ネットワークに接続しやすいように暗号化されておらず、これによって自分のPCは無防備にさらされている状態になっています。そこで、公衆ネットワークに接続するときは、以下のような対応が必要です。

 

■一般的な設定を変更する

1. 共有を無効にする

100702safeuse_publicwifi2.jpg

自宅で、ファイルやプリンタをネットワークで共有している場合は、公衆ネットワークにアクセスする前にこれらの設定をオフにしておこう。

具体的なやり方は以下のとおり

●Windowsの場合
コントロールパネルを開き、「ネットワークとインターネット(Network and Internet)」>ネットワークと共有センター(Network and Sharing Center)」から、ホームグループ(Homegroup)を選択し、共有オプション>アドバンス共有設定(Advanced Sharing Settings)で、ファイルとプリンタの共有をオフにする。

●Mac OS Xの場合
System Preferences(システムプレファレンス)>Sharing(共有)で、全てのボックスのチェックを外す。

また、ネットワーク検索をオフにするのも手。こうすれば、他のユーザは自分のマシンをネットワーク上で見ることすらできなくなるので、ターゲットになりづらい。Windowsでは、アドバンス共有設定にチェックボックスがある。また、OS Xでは、これをステルスモード(stealth mode)といい、ファイアウォールのアドバンス設定についている。

2. ファイアウォールを有効にする

100702safeuse_publicwifi3.jpg

ほとんどのOSには、最低限のファイアウォールがあるはずだが、念のためセキュリティ設定を確認しよう。WIndowsなら、「コントロールパネル(Control Panel)」>「システムとセキュリティ(System and Security)」>Windows Firewall、Macなら、System Preferences(システムプレファレンス)>Security(セキュリティ)>ファイアウォール(Firewall)で、それぞれファイアウォールが有効になっているかを確かめておくこと。また、Windowsの「ファイアウォールによるプログラムの許可(allow a program or feature)」や、Macの「advanced」をクリックし、アクセス許可するアプリケーションを変更するのも一法。

3. 可能な限りSSLを使う

100702safeuse_publicwifi4.jpg

HTTPによる通常のウェブサイト接続は、多くのデータがワイアレスネットワークを介して通信されており、スキルと悪意を持つユーザであれば、このトラフィックをかぎつけることができる。メールアカウントのパスワードなどが、盗み見されては大変だ。ウェブサイトを訪問するときは「HTTPS」を使い、インターネットを通じてアプリケーションにアクセスするときは「SSL」を有効にして、自分のPCと、ウェブサーバーとの間でやりとりされるデータを暗号化しよう

プライバシーにかかわる情報をやり取りするときは、アドレスバーをチェックし、URLが「https」になっているかを確認すること。もし「https」がない場合は、ただちにログアウトすること。どうしても今やらねばならないこと以外は、自宅など、安全なネットワークに戻ってからやろう。また、デフォルトは「http」だが、手動でタイプすると「https」にサポートしている場合もある。たとえば、Gmailは「https」を使ったログインができる。自動的に「https」でログインしたい場合は、「設定」>「全般」の「接続方法」で、「常にhttpsを使用する」にチェックをつければOK。

Outlookなどの、デスクトップクライアントからメールにアクセスする場合は、アカウントがSSL暗号化されているか、設定でチェックしよう。これが有効になっていなければ、理論上、他のユーザは、自分のメールを閲読できるだけでなく、ユーザ名やパスワードも入手できてしまう。ドメインが、これらをサポートしているかチェックしておくこと。場合によっては、設定やポートの変更が必要なこともある。SSLにサポートしていなければ、安全性が確保されていない公衆のネットワークでは、そのアプリケーションを使わないほうがよい。

4. VPNを使うのも一法

100702safeuse_publicwifi5.jpg

残念ながら、全てのウェブサイトにSSL暗号があるわけではない。そのようなウェブサイトを頻繁に使う場合(もしくは、保護をさらに強化したい場合)、VPNを使うのも一法だ。このサービスを使えば、公衆ネットワークからでも、別の安全なプライベートネットワークになり、安全が確保できる。VPNについては、米Lifehacker記事「Five Best VPN Tools(ベストなVPNツール5選)」(英語)や「Geek to Live: Create your own virtual private network with Hamachi(Hamachiを使ったVPNの設定方法)」(英語)を参考にどうぞ。また、『Hotspot Shield』を使う方法もある。

5. 使っていないときはオフにする

100702safeuse_publicwifi6.jpg

原始的な方法だが、インターネットのヘビーユーザではなく、セキュリティを保証したい場合、単純に無線LANをオフにすればよい。Macでも、Windowsでもカンタンにできる。Macなら、メニューバーの無線LANをクリックし、AirPortオプションを選んでオフする。また、Windowsなら、タスクバーのワイアレスアイコンを右クリックして、オフにしよう。接続時間が長ければ長いほど、オンライン上に自分のPCがあることを、他のユーザに知られる可能性が高くなる。

■公衆無線LANのセキュリティ設定を自動化する

公衆無線LANと、自宅などのセキュアなネットワークの間をつなぎかえるごとに、毎回手動で設定変更するのは面倒。いくつか、設定変更を自動化できるので、以下に紹介しよう。

●Windowsの場合

Windowsであるネットワークに接続したら、自宅・会社・公衆ネットワークの、どのネットワークに接続するか尋ねてくるはず。それぞれに応じてプリセットされているが、この設定をカスタマイズすることもできる。「コントロールパネル(Control Panel)」>「ネットワークと共有センター(Network and Sharing Center)」>「アドバンス共有設定(Advanced Sharing Settings)」で、「ネットワーク検索」や「ファイル共有」、「パブリックフォルダ共有」、「メディアストリーミング」などの有効/無効を設定することができる。

100702safeuse_publicwifi7.jpg

このほか『NetSetMan』のようなプログラムを使えば、異なるネットワークごとに、ネットワークプロファイルをカスタマイズすることができ、事前に設定したネットワークのひとつに接続するたびごとに、IPアドレスやDNSサーバーを選んだり、スクリプトを走らせることができる。(『NetSetMan』については、米Lifehackerのこちらの記事もあわせて参照のこと)

100702safeuse_publicwifi8.jpg

●OS Xの場合

Mac OS Xでは、ネットワークプレファレンスを自動化する上で、それほど選択肢はないが『Airport Location』は、ファイアウォールをオンにしたり、SMTPメールをオフにしたり、VPNに接続するなど、やりたいことを実現してくれる。さらに、ネットワークごとに背景を変えることも可能だ。

100702safeuse_publicwifi9.jpg

■ブラウザでセキュリティを強化する

100702safeuse_publicwifi10.jpg

米紙ニューヨークタイムズやTwitter、Facebook、Google検索といった、ポピュラーなウェブサイトに接続するとき、常に「https」を選んでくれるツールとして、Firefox拡張機能「HTTPS Everywhere」がある(Windows/Mac/Linuxに対応)。

■「安全第一」を心がける

「セキュリティ設定を変更するのは面倒だな...」と思うかもしれないが、公衆ネットワークを使うのに備えて、デフォルトでは、ファイル共有はオフに、ファイアウォールはセキュリティ度が高い状態にしておくなど、できるだけ、セキュリティ度の高い設定をデフォルト値にするほうが安全だ。

いかがでしたか?

外出先でネットワークに接続する機会が多い方は、これらを参考にぜひPCのセキュリティをもう一度チェックしてみてくださいね。


Whitson Gordon(原文/訳:松岡由希子)

 

あわせて読みたい
コメント(2)
user-pic

できればLinuxでも書いてもらいたかったです。。。

user-pic

そもそも、公衆無線LANのアクセスポイントはバッファローのいうプライバシ・セパレータなどの機能をオンにしているハズ。

これがオンだと、無線LANユーザ同士の通信は不可能になるので、そもそもこの記事のような設定は不要です。こういった機能をオンにするかどうかは、公衆無線LANの提供者次第で利用者からは確認できませんが。。。

コメントする

コメントは承認制となっております。編集部が確認および承認した後に、サイトへ反映されることになるので、多少時間がかかってしまうことがあります。
また、公序良俗に反する内容、個人や団体を誹謗中傷する内容、その他不適切と判断させていただいた内容については、否認または削除させていただく場合もございます。ご了承ください。
Only japanese available.

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL :

つい無防備になってない? 公衆無線LANを安全に使うための4つのコツ : ライフハッカー[日本版] from oryzaの環境備忘録2010.07.07 00:09
つい無防備になってない? 公衆無線LANを安全に使うための4つのコツ : ライフハッカー[日本版] 続きを読む
世界中の1%の人々へ from 2010.07.08 06:01
続きを読む
この記事へのtweet
お知らせ
最新記事一覧
注目数ランキング
Lifehacker team
編集委員
早川大地 | URL
平田大治 | URL
横尾茜
小山龍介 | URL
編集長
常山剛 * | URL
編集部(問い合わせ先
松井亮太 *
安齋慎平 * | URL
まいるす・ゑびす | URL
曽我美穂
粟野雅子
kiki
松岡由希子
的野裕子
JD | URL
伊藤貴之 | URL
ライター
eccentrics | URL
傍島康雄 | URL
ドサ健 | URL
山内純子 | URL
祐天寺ヨリエ
聖幸 | URL
山崎俊輔 | URL
美崎薫
カメきち | URL
沢田キャベツ
境貴子
丸田鉄平
石田明
野々下裕子 | URL
野本纏花| URL
田中二郎三郎
箱石昇平| URL
浅田資継| URL
enthumble| URL
コラムニスト
ココロ社
スゴレン
デザイナー
前田龍一 *
広告営業(問い合わせ先
城口智義 *
土井孝彦 *
阿座上陽平 *
碓井真紀 *
山下恵子 *
広告進行
山本朋子 *
ディビジョンディレクター
尾田和実 * | URL
ジェネラルマネジャー
長田真 *
パブリッシャー
今田素子 *
* =[mediagene Inc.
サーバ管理
heartbeats
about Lifehacker
ライフハッカー[日本版]について
・iPhone用サイト
iPhone版記事配信中のニュースサイト
livedoorニュース IT media 誠biz.ID msnデジタルライフ アメーバニュース excite投稿希望者のお問い合わせ

郵送の方は下記宛へ資料等をご郵送ください。

150-0036
東京都渋谷区南平台町16-29 グリーン南平台ビル8F
株式会社メディアジーン
ライフハッカー[日本版]編集部宛

広告募集! ライフハッカーはスポンサー様のおかげで、今日も更新できています。もし「バナーを出稿しようかな」と思いましたら、こちらをご覧ください!
媒体資料をダウンロード
広告に関するお問い合わせ
どうぞよろしくお願いします!