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「A Journey to Zero」に未来のヒントがある:フランソワ・バンコン氏インタビュー
生産性向上とは直接的に関係ないかもしれませんが、技術の革新によって我々の生活は大きな変貌をとげていきます。近い将来、ゼロ・エミッション(CO2などの排出ゼロ)社会の実現が夢物語でないところに迫っているなら、それによって人々の生活、ひいてはコミュニケーションがどのように変わるかまで視野に入れて考えるのは「未来のビジョンに対するハック術」といえるかもしれませんよ。
「たとえば我々が電気自動車を発売することによって、車での生活が大きく違ってくるでしょう。車1台を提供すればいいという問題ではなく、その街に急速充電ステーションが必要になるかもしれないし、そうなると電力会社、自治体などいろいろな方々と連携をとらなければなりません。そんな時、我々が重視したいのは、コミュニケーション・システムなんです。車とドライバーとのコミュニケーション、車と車とのコミュニケーション。車と社会とのコミュニケーション。ネットワークってことですね。我々の日産 リーフも、見た目は車です。4つタイヤがあって、キャビンがあるというような。でもそれがもらたすものは単なる"車""だけの問題ではない。たとえば、急速充電ステーションで車を充電している間に、ちょっとだけお茶をしたり、友達と会話したりなんてこともあるでしょう。小さな例かもしれませんが、あらゆる局面において運転する人のライフスタイル、そして価値観も変化していくということですね」
そう語る日産自動車のフランソワ・バンコン氏は、そんなゼロ・エミッション社会のあり方を表現するために従来のマーケティングやショールームによるPRではなく、ひとつのサイトをプロデュースし発信しました。それが「A Journey to Zero」です。
以下へと続きます。
「ゼロ・エミッションへの思いを共有し、視覚化することで、ゼロ・エミッション社会が間近に迫ってきていることを伝えていきたい」とバンコン氏が語るこのサイトは、建築家兼デザイナーとして活躍し、"情報アーキテクチャー"を提唱するリチャード・ソール・ワーマンをはじめとした錚々たる世界的クリエイターたちが、「ゼロ・エミッション」について考え、表現(イメージ)し、問題提起する場となっています。そのビジョンは、いろいろな意味で示唆に富んでいて、刺激的です。
「デジタルのツールを通じて世界と対峙している、新しい価値感を持った人々もたくさんいますよね。もはや車なんて必要ない、と考える方々もいるでしょう。そういった方々と我々はもう一度、"ツール"としての電気自動車を再発見していきたいと思っているんです。それは車というよりも、さまざまなネットワークの起点となる、"家"のようなつきあい方になるものかもしれませんよ」
フランス生まれのバンコンさんはワインを楽しみつつ、とても大きなビジョンを我々に垣間見せてくれました。
(尾田和実)
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ものの見方の斬新さ、将来性という意味で、既存のモノの「再発見」をすることを推進するのはとても良いことだと思う。
しかし、「排出物ゼロ」というのは、‥‥いかにも「理科っぽい味の啓蒙書だけを読んで分かった気になった」人物のビジョンとしか思えない。
きちんと考えれば、などというまでもなく、本当に「ゼロエミッション」なのであれば永久機関が成立してしまう(笑)
そうではなくて、定量的に、「どこまでが」実現できるのか、を探るのが、真に「科学的な態度」ではないだろうか。