FirefoxとChromeって実際どっちがいいの?

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ライフハッカー編集部 御中

長年Firefoxを使い続けて来たFirefoxファンです。(もともとライフハッカーのおすすめで使い始めました)。

しかし最近になってGoogle Chromeもかなり優秀なブラウザになってきたように思えます。

実際のところ、ChromeFirefox、どちらのブラウザを私は使うべきなのでしょうか?

教えて下さい。


ブラウザブラザーより

 

ブラウザブラザー さま

お便りありがとうございます。ちょうど最近、同じような質問が数多く私たちのもとに送られてきているところなのでかなりタイムリーな質問であるかと思います。

Google Chromeの成長ぶりは目覚ましく、再起動が不要なアドオンインストールや、一つのタブが原因でブラウザ全体がクラッシュしてしまうことを防ぐプロセスの分離など、多くのFirefoxユーザが問題視すらしていなかったような問題をGoogle Chromeは次々と解決していっています。

Firefox側ではこれらの問題に対する解決に日々取り組んでいるようですが、Chromeに追いつけていない部分があるのは事実です。その結果、多くのFirefoxユーザがChromeへ鞍替えを始めている、という現象が起こっています

この質問に対する答えはどのOSを使っているのか、に依存する部分があるので、Windowsユーザ向けとMacユーザ向けと別々に返答したいと思います。

 

Windowsユーザの場合:Firefox or Chrome?

この質問に答えは少々長くなってしまいますが、ご了承下さい。結論から言うと、どちらかのブラザが優れている、とは一概には言えません。従って、Firefoxを使うべきだ、あるいはChromeが絶対に良い、ということは不可能です。

その代わりにここでは、それぞれの長所、短所を上げていきたいと思います。通常のウェブブラウザパフォーマンステストの結果によるとChromeが優れているという結果が出ていることが多く、一番ではないカテゴリーでもかなり惜しい二番、という位置に付けています。

それに対し、Firefoxが一番、という結果が出ているカテゴリーは多くありません。とは言え、最近のブラウザはどれもかなり優秀になってきているので、Chromeが多くのカテゴリーでFirefoxよりも良い結果を出した=Firefoxはどうしようもなく遅い、というわけでは決してありません。Chromeと比較した場合、最も早いブラウザではない、というだけの話です。


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※クリックで拡大


そこで新たに、メモリ使用量の膨張という重要なポイントが浮上してきます。メモリ使用量のテストでは、実はFirefoxはかなり優秀である、という結果が出ています(奇妙に思えるかも知れませんが、ライフハッカーのブラウザのメモリ使用量テストでは_Firefoxが最も優秀である、という結果が出ることが多いです)。

それにも関わらず、Firefoxユーザの間では「ブラウザの膨張により引き起こされるスピードダウンでイライラする」というのは定説となっています。

システム上で実行中のどのアプリよりも、Firefoxのインストレーションが多くのメモリを占拠している、というのはよくある状態であり、メモリ使用量自体はそれほど大きな問題ではありません。実際、Chromeもかなりの量のメモリを使用します。

ただ、メモリ使用量が多いという状況はブラウザのスピードダウンが起こるという現象とセットで現れることが非常に多いわけです。これは多くのネットユーザがかなり大きな問題として捉えているものであり、ChromeユーザよりもFirefoxユーザの口からよく聞かれるコメントでもあります。

それでは、パフォーマンス能力で比較するとChromeの方が優れている点が多いという結果が出ているにも関わらず、なぜFirefoxユーザはFirefoxを使い続けるのでしょうか? 最も大きな要因の一つはアドオンです。Firefox用アドオンはこのオープンソースブラウザのセールスポイントでもあります。ブラウザがこういう風に動いてくれればもっと便利なのに、という願望は、大抵の場合、アドオンをインストールすることによって解決出来てしまいます。

Chromeアドオンもどんどん増え続けてはいますが、現状ではFirefoxアドオンに太刀打ち出来る数ではありません。Firefoxにある既存のブックマークをChromeと同期したい、という場合、Xmarksを使えば簡単に同期可能です。またはChromeのビルトインブックマーク同期ツールを使っても可能ですが、このエディターはChromeのキーワードブックマークに対応出来ていません。対応させる方法もあるにはあるのですが。

安全に同期し、パスワードの自動入力にも対応させたい、という方は最近取り上げたことのあるLastPassアドオンが便利です。ウェブ開発を行っている人たちになくてはならないFirebugも軽量バージョンとしてChromeに登場しています。

割とマイナーどころのFirefoxアドオンを使っている方であれば、全てのアドオン機能をChromeで実現させるのは正直言って現地点では無理です。逆にメジャーどころのアドオンをいくつか使っているだけ、という方であればChromeでも十分に対応出来る可能性はあります。

その一方で、Googleがやっていて、Googleにはすでに十分すぎるほどの情報を握られている、という現状をふまえ、Chromeを使わない、という選択をする方も多いようです。


結論

Windows用のブラウザとしては、ChromeもFirefoxも非常に優秀なブラウザです。いずれを選んでも問題はありません。私たちの周りでは、パワーユーザの多くがFirefoxからChromeへの乗り換えを行っているように思えます。実際、ライフハッカー編集者の何名かはすでに乗り換えを終え、Firefoxに戻るつもりはないそうです。前述したFirefoxのメモリ使用量の膨張が主な理由だそうです。

Firefoxを使ってみてイライラすることがあれば、Chromeを試してみてもう一度考えてみる、というのが現実的な対応方法ではないでしょうか? Firefoxの方が良い、と思えば、その時に戻れば何の問題もないわけです。またFirefoxで何の不満もない、というのであれば、わざわざ時間を裂いてChromeを試してみる必要性もそれほどない、と言えます。

Macユーザの場合: Firefox or Chrome?

Macユーザの場合、上の答えとはまた違った内容になってしまいます。が、ラッキーなことにこっちの方がだいぶ簡潔な答えです。Windowsセクションの内容の多くはMacにも当てはまる内容なので、飛ばしてしまった人は上に戻って読んでみて下さい。

Windowsの場合と同様、ChromeはOS Xでもスピーディーなブラウザであり、Windowsで使えるアドオンはOS Xでも使えます。プロセスの分離によって、タブの一つがクラッシュしてもブラウザ全体がクラッシュしない、という点も同様です。

しかし、です。私たちの経験上、OS X用のChromeはメインブラウザとしていつも使うにはまだ力不足です。Mac用のChromeはWindows版がリリースされてからしばらく時間を置いてリリースされています。まだリリースされて一年経っていないという計算になります。

確かに一見良さそうにも見えますが、現状では反応しなくなったりということも割と頻繁にあり、バグが気になったりする状態なので、メインブラウザとしては今の時点ではお勧めしません。もちろん、Chromeを実際に使ってもらって気に入ったのであれば問題はないわけですが、もうしばらく時期を待ってから試してみた方が良い、というのが私たちの結論です。

ブラウザに関する話題だとついつい熱くなってしまうので、思いがけず長文になってしまいましたが、ブラウザの今の状況を少しは理解して頂けたでしょうか?

ご意見、ご感想などはコメントでお寄せ下さいませ。

ライフハッカー編集部より

追伸:今回の記事ではLinuxに触れていませんが、それはLinux上のChromeについて私たちが経験不足である、と思っていることに起因します。Linuxで使っている方はぜひコメントで意見を教えて下さい!


Adam Pash (原文/まいるす・ゑびす)
 

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