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Windows Vista以降のシステム復元機能は実は役に立つ、というお話
Windows XPのWindowsシステム復元機能が使い物にならなかった、役に立ちそうだと思って使ってみたら、期待通りには機能してくれなかったという事実を覚えている方も多いかと思いますが、いつしか時は流れ、実は今では意外に使い物になる機能と化しているのです。
Windowsシステム復元はかなり有能な復元ツールで、Windowsに無料で搭載されています。ドライバ不良のロールバック、バグだらけのソフトによってPCがやられてしまった場合の修正や過去へ遡ってのロールバックなどをする場合、理想的なツールなのです。
XPの頃のシステム復元の悪印象を引きずっているユーザがほとんどかも知れませんが、 VistaまたはWindows 7をお使いの方であればこの機会にもう一度チャンスを与えてみてはいかがでしょうか? 解説は以下から!
Windows 7のシステム復元はXPのものよりも優秀
XPでシステムの復元を試みたことがある方であれば、「こんな使い物にならないものを入れるな!」とむしろ怒りを覚えた記憶があるかも知れません。システム復元ポイントの設定は、拷問のように遅く、実際にシステム復元を試みた場合、思い通りに動くことの方が少なかったはずです。
しかし、Vista、Windows 7ではまた別のお話なのです。ぜひもう一度チャンスを与えてみて下さい!XPの頃、システム復元はファイルフィルターを使用し、ファイルをコピーする、という単純な仕組みでした。これがVista以降、Windowsに搭載されたシャドウコピー機能を使用するように変更され、ある時点のドライブのスナップショットをWindowsが作成する仕組みになり、PCに何か問題が起こった際にはこれをもとにシステムは復元されるようになりました。
シャドウコピー機能は、ファイルの使用中にスナップショットを取ることによってソフトウェアをバックアップする用途にも使用されています。また、WindowsのProfessional/Ultimate版に組み込まれている過去バージョン機能をも司ります。
単純なファイルコピーの代わりにシャドウコピーを使用することで、システム復元はより効果的で包括的になります。XPの場合、特定のWindows変更からのみロールバックが可能であり、通常、これすらも上手く動かない出来映えでしたが、VistaおよびWindows 7でのシステム復元はインストールされたアプリケーションの過去のバージョンへのロールバックも可能になったのです。
システム復元のスナップショットはタスクスケジューラジョブを使用して定期的(システム起動の際および毎晩12時)に自動作成されます。これがシステム起動スピードに影響を与えていると思うかも知れませんが、PCが10分間以上アイドル状態になるまで開始されないことが条件タブに明記されています。スケジュールの変更も可能でタスクスケジューラジョブの頻度を上げる/下げることも可能です。ソフトウェアをインストールまたはアンインストールする場合、新規のシステム復元ポイントが作成されます。また変更する際に変更前にロールバック出来るようその時点でのスナップショットをマニュアル作成することも可能です。
マニュアルシステム復元スナップショットの作成
ドライバのアップデートや設定の変更など、システムを変更する際には必ずスナップショットを作成しておくことをオススメします。スナップショットを作成しておけば、何らかのトラブルが起きた場合に、正常に動いていた時点にロールバックすることが可能です。Windows 7では、システムプロパティウィンドウの「システムの保護」タブを使用します。または復元ポイントの作成で検索し、直接そこへアクセスすることも可能。そこから作成ボタンをクリックし、復元ポイントに名前を付け、実行します。この作業は数秒で終了するはずです。ステップごとの手順を知りたい方はHow-To Geekサイトのシステム復元ポイントのマニュアル作成ガイドをご覧下さい。このマニュアル作成方法が煩雑すぎる、と言う方はシステム復元スナップショット作成用のショートカットを作成することも可能です。これなら多くの手順を経ることなくすぐにスナップショットが作成出来ます。どのやり方でも問題ないのですが、PC内を大幅に変更させる前には必ずシステム復元スナップショットを作成することを忘れないで下さい。
システム復元スナップショットからの復元
自分が使用しているPCで、これらのスナップショットを使って復元する方法が分からなければ、スナップショットを作成する意味がありません。スナップショットからの復元は作成と同じくらい簡単です。コントロールパネルのシステム復元画面から、スナップショットを使って復元するだけなのですが、その前にPCを再起動し、セーフモードで立ち上げない限りこれはうまく行きません。通常であればPCに再起動をかけ、Windowsが起動している間にF8キーを押し、ブートメニューからセーフモードを選択することによってセーフモードへの切り替えは可能です。このやり方でうまく行かない場合、msconfigユティリティを使ってWindowsをセーフモードで強制起動する方法(XP、2000、Me・98)を参考にしてみて下さい。Windows 7でのセーフモード起動はこちらをどうぞ。
セーフモードでの起動が出来たらシステムプロパティからシステム復元、またはコントロールパネルから検索しウィザードを立ち上げ、ロールバックしたい復元ポイントを選択し、次へをクリックし復元プロセスを開始させます。どれを選択したら良いのかが分からない場合、復元ポイントを選択し、影響を受けるプログラムをスキャン(Scan for Affected Programs)のボタンをクリックし、それぞれの復元ポイントを選択した場合にどのアプリケーションがロールバックされるのかを調べます。
システム復元とは、あくまでもオペーレーションシステムの内部にあるシステムファイルやシステム設定の復元であり、文書などのファイルをロールバックするものではありません。デスクトップにある文書はそのまま残されますが、そのアプリケーションをインストールした時点より前にロールバックする場合、そのアプリケーションへのショートカットは消えてしまいます。
PCが起動しない状態になってしまった場合、Windowsインストレーションディスクからシステム復元機能にアクセス出来ます。PCが完全にだめになってしまった場合でも、このやり方で望みをつなぐことが出来ます。
システム復元機能を有効にすることでパフォーマンスが低下することはありません
PCのパフォーマンスを最大に向上させるためには、システム復元を無効にするべきである、とまことしやかに謳うサイトもたくさんあるようですが、これは完全なる勘違いです。システム復元機能は、一日に一度程度しか使用されず、システムがアイドル状態の時にしか作動しない、ということを前述した通り、システム復元機能の有効・無効はパフォーマンスになんら影響を与えません。唯一リソースに影響を与える要素があるとすれば、それは多少のドライブ容量が必要となる、ということくらいです。スナップショットの作成も数秒程度で終わり、作成にかかる時間もほとんどありません。ドライブ容量の使用が心配な場合、Windows 7ではシステム復元に必要となる容量を減らすことも可能です。
これは、「システムプロパティ>システムの保護>設定」へと進みスナップショット用に使用しても良い容量をスライダーをドラッグして設定します。一方、Vistaでの設定はちょっと複雑。Vistaでのドライブ容量を強制的に減らすためにはコマンドラインハックを行う必要があります。しかし、簡単に問題を解決したいのであれば一つ方法があります。それは最近の復元ポイント以外の全ての復元ポイントを削除することです。
容量が足りなくなって来た場合に、ディスククリーンアップユティリティを走らせれば簡単に実行できるので、こちらのやり方の方がコマンドラインハックを行うよりもお手軽です。管理者権限のあるアカウントでログインし、スタートメニューのユティリティを右クリックし、管理者として実行オプションを選択、または通常通りに開き、「システムファイルを削除」のボタンをクリックします。
それが終了するとその他のオプションのタブから削除ボタンを押し、最新の復元ポイントを除く過去の全ての復元ポイントを削除することが出来ます。不要な古い復元ポイントを残さないので、この方法は現実的で安全なやり方だと言えます。
今回は、実はシステム復元機能はPCを簡単に復元してくれる便利な機能である、というお話でしたが、それでもシステム復元機能を信じない、不要である、という方は、システムの保護タブからシステム復元を無効にする(英語記事)ことも簡単に出来ます。
システム復元機能は有効にしておいて損のない機能だと思いますが、みなさんはどうお考えでしょうか?使ったことがある方も、使ったことがない方も、コメントで意見を聞かせて下さい!
How-To Geek (原文/まいるす・ゑびす)
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