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カリスマ書評家がチェックした 『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』のポイント(中編)

2009.12.12 16:00 コメント数:[ 0 ]
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クラウドリーディングの聖幸さんによる『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』のダイジェスト、第2回目。付箋を付けたところを、全部公開していますよ前編と合わせてご覧ください!
 

【P85】
消費者からすると、安いことと無料との間には大きな差がある。 ものをタダであげれば、バイラルマーケティングになるうる。 一セントでも請求すれば、それはまったく別で、苦労して顧客をかき集めるビジネスの一つになってしまう。 つまり、無料は一つの市場を形成し、いくらであろうと有料になると別の市場になるのだ。 多くの場合で、それがすばらしい市場とダメな市場の違いになる。

【P94】
消費者が集まるコミュニティがないかぎり、本やビデオや雑誌を出すことは考えられません。結局、物語性の問題なのです。人々は物語の始まりや中盤、結末や筋を知りたがるのです。どこかに購入ボタンがあれば、彼らはときどきそれをクリックして、私たちがまじめに働いていることに対してご褒美をくれるのです。

【P104】
情報処理能力と記憶容量、通信帯域幅が速くなり、性能が上がり、安くなるという三重の相乗効果をオンラインは享受している。だから、私たちはユーチューブのようなサービスを無料で受けられるのだ。 そこでは、量的に限度無く動画をスムーズ見ることができ、画質もどんどんよくなっている。それらは、ほんの数年前には目の飛び出るほど費用がかかることだった。

【P111】
要するに、アイデアとは究極の潤沢な商品で、伝達のための限界費用はゼロなのだ。アイデアが生まれると、みずから広く遠くへと伝わることを望み、触れたものすべてを潤沢にする(社会でそのように広まる考えを「ミーム」と呼ぶ)。

【P128】
一方で、情報は高価になりたがる。なぜなら貴重だからだ。正しいところに正しい情報があれば、私たちの人生さえ変わりうるのだ。他方で、情報はフリーになりたがる。なぜなら情報を引き出すコストは下がりつづけているからだ。今はこのふたつの流れがせめぎ合っているのだ。

【P130】
潤沢な情報は無料になりたがる。稀少な情報は高価になりたがる。

【P130】
ここでは「潤沢」な情報と「稀少」な情報の限界費用を考慮している。低い限界費用で複製、伝達できる情報は無料になりたがり、限界費用の高い情報は高価になりたがる。だから、皆さんはオンラインで本書のコピー(潤沢でコモディティ化された情報)を無料で読める〔アメリカ国内では期間限定で、グーグル・ブックスやスクリブドで無料公開された〕。
一方、私が皆さんの町まで行って、皆さんのビジネスに合ったフリーに関する話をするのは別だ。私は喜んで飛んでいくが、皆さんは私の(稀少な)時間に対してお金を払うことになる。私は子だくさんで、子どもたちの学費も高いので、私への報酬が無料になりたがることはない。

【P158】
Yコンビネーター社は小規模企業専門のベンチャー・キャピタルだが、その共同創業者のポール・グラハムは起業を目指す者にいつも単純なアドバイスをするという。「人々がほしがるものをつくりなさい」・

【P166】
『クラウド化する世界』の著者ニコラス・カーは次のように記した。「グーグルが情報を無料にしたがるのは、情報コストが下がれば、より多くのお金が稼げるからだ」
これが補完財の力なのだ。

【P169】
だが同じ割合でも、ウィキペディアの訪問者の一パーセントがみずから項目を書こうとすれば、それはかつてないほど貴重な情報の倉庫になる(実際は、ウィキペディアの訪問者で投稿するのは約一万人に一人にすぎない)。多ければ多いほど差が出るとは、全体が大きければ小さな割合でも大きな影響を与えられることだ。だから、多いことはいいことなのだ。

【P184】
広告とコンテンツを一致させるのが活字上ではダメで、オンライン上ではよい理由はなんだろうか。この問題の核心には、オンラインへ移行するにつれて広告がどう変化してきたかを知る手がかりがある。

【P185】
あるとき私は、広告をなくしたほうがいいか、サイトの訪問者に聞いてみた。すると、広告の配信を続けてほしいという意見が大多数だった。コンテンツとの強い関連性があるために、訪問者はそれをコンテンツの一部と見なしていたのだ。広告があることに気づかなかったという意見が次に多かった。広告を削ってほしいという意見はもっとも少なかった。だから私は広告の掲載を続けている。

【P188】
有料コンテンツの終焉
1.供給と需要
2.物質的形状の消滅
3.入手しやすさ
4.広告収入で運営するコンテンツへの移行
5.コンピュータ業界はコンテンツを無料にしたがっている
6.フリー世代

前編はこちら。最後の後編は明日の同じ時間に!


(聖幸)
 

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