俳優ロブ・コードリーによるGetting Things Doneのコツ(ロングインタビュー)
掲載日時:2009.04.10 14:30
ロブ・コードリーさんは「Inbox Zero」やGetting Things Doneや『OmniFocus』を活用している、おそらく唯一の俳優です。今回のインタビューでは、ライフハッカー編集部からの質問に素直に答えていただき、とても楽しいものになりました。さっそく、彼の生産性を重視する考え方を聞いてみましょう。
コードリーさんはマサチューセッツ州のウェイマスで、コメディアンの兄弟ネート・コードリー(2人のインタビュー写真 via EW.com)とともに育ちました。コードリーさんはマサチューセッツ大学アムハースト校でジャーナリズムを学ぶ予定でしたが、その面白さに惹かれ、演劇を専攻しました。卒業後はニューヨークシティに行き、最初は苦労しましたが、徐々にUpright Citizens Brigade(UCB)などの劇団などの公演にレギュラー出演するように。その後、アメリカの風刺ニュース番組The Daily Showのオーディションで採用されました。
その後、俳優としてキャリアも追求し、FOXのドラマThe Winnerでコメディ俳優としての才能を開花。最近ではオリバー・ストーン監督の映画『W』(ブッシュ前大統領の半生を描いた映画・トレイラーとレビューはこちらから)でも活躍。現在はウェブシリーズの『Childrens' Hospital』の脚本、監督、出演に力を入れています。
コードリーさんは、俳優として、また、生産性を追求する生産性オタクとしてどんなこだわりを持っているのか、メールインタビューで答えてくれました。
ロングインタビューは以下からどうぞ。
ライフハッカー編集部(以下、LH):コードリーさんは雑誌『Geekマガジン』のインタビューでライフハック術が好きだとおっしゃっていましたね。(詳しくはこちら)この言葉には皮肉的な気持ちが入っているのでしょうか?ライフハック術に皮肉的な感情を持ちつつも『Upgrade Your Life』や『Getting Things Done』の価値を認め、使おうとしているのですか?
ロブ・コードリー(以下、コードリー):皮肉っぽく聞こえるのは、僕の言い方の歯切れが悪いからです。Lifehacker.comを2年前くらいに紹介されて、それ以来僕はGTDや「Inbox Zero」のとりこになり、生産性オタクになりました。それ以前はライフハッカーのことは全く知らなかった。雑誌リアル・シンプルでDIYの提案を仕入れていたくらいで、恥ずかしい限りです。
その頃インタビューで「僕は生産性アップの追究にハマっている」と言いました。いろんなアプリケーションを使ってリストや整理整頓をするのが大好きだったんです。僕はもともと何でもリストアップするたちの人間だったので、ライフハック術は魅力的でした。でもその頃は「GTDのためのGTD」「整頓のための整頓」といった感じで、本格的ではありませんでしたね。
ラッキーなことに、その頃ちょうど脚本家たちのストライキ期間で、時間がありました。そこで、この時間を利用して生産性を本格的に追求することにしたんです。インタビューで「生産性アップを追求している」と答えて以来、僕は生産性に関するライフハック術を、自分の生産性の低いライフスタイルにどう活用するか学びました。そして今では、最も成功しているビジネスは、最もクリエイティブで、その素晴しいクリエイティブな部分の裏側に生産性に関する知識が隠れていることが分かるようになりました。
LH:仕事柄、たくさんの異なるスケジュールが不定期に入っていますよね。そんなスケジュールの中でどうやって生産性を上げているのですか?コードリー:僕がGTD を好きな理由は「水を打ったときのような、鎮まった精神状態」を作ってくれる点です。僕は以前より多くのアイデアが浮かぶようになりました。それに、生産性の高い人というのは多くの違うアイデアを、様々なステージで使える人だということが分かりました。いろんな種類の仕事が入るのは、僕の仕事の面白い点だと思います。いろんな予定が入ってきても混乱しないようにするには、頭の中できちんと分類して整理することです。エンターテイメント業界の人々はみんな仕事がとても忙しくて、てんてこまいだと、まわりに感じさせようとしますが、実は仕事の内容はけっこう退屈なんですよ。
LH:時間の管理やファンとの交流、インターネットの世界での自分の存在の管理のためにどんなツールやコンピュータなどを活用していますか?
コードリー:僕はライフハッカーの記事で紹介されていた『Omnifocus』をよく使っています。多くのGeekと同じように、僕は時間の管理のために『iCal』、『Mail』、『Omnifocus』、『iPhone』全てを使いこなしています。僕自身がインターネットの世界での存在管理をしっかりやっているかは分かりません。ウェブやブログを更新し、名前に関するドメインは買い取りました(robcorddry.com以外はすべて買ったのですが、なぜこれが取得できなかったかは謎です)。今のところ一番気に入っているのは『Twitter』です。これはジョークを書くのにぴったりなので。140ワード以上書けないという点も気に入っています。ファンなどからの返信もすべて読んでいますよ。
ネットの世界といえば、クリス・ハードウィックさんはテクノロジーが大好きなコメディアンで、インターネット上での登場の仕方がとても上手です。クリスさんのようになれたら、と思っています。
LH:コードリーさんは仕事の常識をきちんと踏まえているように思えるので、教えてください。なぜ西海岸で活躍している映画俳優やタレントはいつも遅刻してくるのでしょうか? 西海岸の時間の感覚が違うから? それとも違う原因があるのでしょうか?
コードリー:僕はいつも、必ず時間どおりに行きます。遅刻魔と呼ばれるくらいなら、人種差別主義者と呼ばれるほうがましだと思うくらいです。僕の友達で素晴しいプロデューサー、脚本家がいるけれど、その友達はいつも遅れてきます。それは、自分の権力を示そうとしているんじゃないかと思います。大富豪の起業家/ビジネスマンの友達もいつも遅れてきます。これも権力を示そうとしているんじゃないかな。もちろん確証は持てないですが、みんなを待たせるということで、権力を示すという意味合いがあるのだと思います。でも、もちろん西海岸の時間感覚というのもあります。ニューヨーカーが時間に厳しいようにね。シンディ・ローパーの歌でも「Time After Time」というのがあるし、時間の感覚はそれぞれということで...。あれ、話がそれたかな?
LH:ウェブシリーズの『Childrens' Hospital』では脚本、監督、出演すべてをこなしていますが、なぜこのようなかたちになったのですか?
コードリー:これは仕事でのGTD活用例です。GTDを使うことで、いろんな事柄をつなげて同時に考え、実行できるようになったんです。『Childrens' Hospital』のアイデアがベストだというわけではないですが、シンプルで、やりやすくて、いい方法だと思っています。
LH:あなたの経歴を考えると、ロマンティックコメディへの出演からThe Daily Showのようなコメディ風刺番組への出演まで、整理するのが難しいくらいバラエティに富んでいます。今後はどんな方向を目指していますか?
コードリー:僕はかっこいい存在でいたいだけです。でも、出演作品などについて全く方針がないわけではないんです。何の定義づけもできない存在になるのは怖いことなので。でも考えすぎないようにしています。
The Daily Show With Jon Stewart M - Th 11p / 10c Unemployment Report
Daily Show
Full EpisodesEconomic Crisis Political Humor
『The Daily Show』LH:なぜテクノロジーやウェブ、ブログにハマるようになったんですか?
コードリー:インターネットでは、みんなが批判的になります。僕のTwitterを常に追いかけて、一語一句批判する人がいるのですが、彼の意見はころころ変わるんです。そのうち自分がこの意見にまどわされていることに気づきました。このインタビューを読んで、また何か批判をされるかもしれません。前は、出演した映画に関するネット上のコメントも読んでいたのですが、読んでいておかしくなりそうでした。内容に賞賛があればこそ、批判にも価値があるということを学びました。
テクノロジーについて? iPhoneを連結させるのはなんて難しいんだ!と最近感じています。次世代のエンターテイメントデバイスSlinboxの設定もしたいけれど、難しいし。それに3つのコンピュータで同じフォルダを共有させたい。やりたいことはたくさんあります!
Kevin Purdy(原文/訳:阿久津美穂)

Rob Corddryも出演
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