低い声で話すと、より英語らしく聞こえる
掲載日時:2008.10.07 10:00
Photo by Toujia Elementary School
みなさんの中で、英会話教室に通ったことがある人? もしくは申し込んだことがある人? 手を挙げてください。きっと、かなりの数になりますよね。いままで多くの人が、英語の勉強法について諸説を挙げていますが、今回はちょっと違った英会話へのアプローチをご紹介します。
実は私は、英語を話す時の方が日本語の時よりも声が低いんです。これは英語を話す時には腹式呼吸になっているということと、耳に入る英語が低音であることが多いからなのです。特に顕著なのがアメリカのアナウンサー。日本のアナウンサーは比較的甲高い声の人が多いですよね。でも、アメリカ人の間には、声が高いのは知的でない人というイメージがあるようで、アナウンサーは男女とも低い声でしゃべります。
そこで、 耳に入るままの低い声とイントネーションで、見たままの口の開け方でしゃべれば、なんとなくネイティヴっぽい英語を話すことができるはずなのです。これは簡単なようですが、慣れるまでは、耳に入るものと自分がしゃべっているものが違うということさえわからないと思います。なぜなら、日本語と英語は、周波数も、子音と母音の組み合わせ方も、脳のどの部分を使ってしゃべるのかと言うことも全く違うからです。
編集部:もっともっと「英語」らしく聞こえるコツは、以下に続きます。
ある日本人が、「ヨーロッパの人はずるいよね。例えばドイツ語と英語ってすごく近いもん。日本語は全然違うからね」とふざけ半分で言っていました。別にドイツ人がずるしているわけではないけれど、彼の気持ちはよくわかります。ヨーロッパの人たちは、母国語のリズムを残したまま英語をしゃべっていても、ちゃんとネイティヴに通じるのです。つまりイントネーションや声のトーンの使い分けが、英語に似ているのです。
一方、日本人や中国人、韓国人、インド人が、母国語をしゃべる時と同じように英語を話すと、ひと言でお里が知れ、仲間以外には通じない英語になってしまいます。アジア系の言語を使う際に共通するのは、口を開けずに平坦なリズムで、口先だけで しゃべっていることです。
でも、誤解しないでくださいね。私はアジア言語っぽいアクセントのある英語が悪いとは言っていないんですよ。日本にも、東北弁や関西弁があるように、英語にだってその人のルーツを感じる訛りがあるのは、いいことだと思います。実際、「ヨーロッパ訛りの英語がセクシーだ」というアメリカ人もいるんですよ。あれ? でも日本語訛りの英語がステキ、とは聞かないなあ。やっぱり私たち日本人が、ネイティヴに通じるように話すには、少なからず努力が必要なようです。極端な話、人格まで変えないとダメでしょう。
もっとネイティブらしい英語をしゃべるポイントとは、
1) 腹筋に力を入れ、
2) 顔面筋を縦横無尽に伸縮させながら、
3) pやkでつばを飛ばし、vやzでは唇と舌を振動させ、thでは舌を突き出し、
4) 言いたいことがあったら待ってないで割り込んで、
5) 結論からずばっと言わねばならぬ。
「人格まで変える」とは、こういうことです。このときにも甲高い(と、アメリカ人に思われる)声では、相手を納得させられませんよね。低音の渋い声(アメリカ人にとっては普通に話している時の声)で話すことによって、感情的になっているわけでないことを伝え、割り込んで話すという行為を和らげます。日本人の中には、英語をしゃべる時に緊張して声が高くなったり、裏返ったりする人が多いですよね。わからなくなって「アハッ」と笑ってごまかしたりもしますね。これは、ネイティヴらしく英語をしゃべることと全く反対の行為なのです。深呼吸して心を落ち着かせ、低めの声でしゃべれば、ちょっとだけネイティヴに近づけますよ。
従来の方法の英語学習に行き詰まってきたアナタ、参考書から目を離して、あなたの声の高さをちょっと気にしてみませんか。
(山内純子)
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素敵なアドバイスですね。
八年間くらい中学・高校学校で英語を教えてる僕は、よくこういうアドバイスをします。文法が間違っても声のトーンをちゃんとコントロールすれば自然な言い方に聞こえます。
そして、「人格まで変える」というのは本当にそうだっと思います。どれぐらい頑張って勉強しても、話す機会を巧みに利用しないと話す力は伸ばせません