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ゲストライター  -   02:30 PM

Google Androidを触ってみた 

Google Androidを触ってみた 

081016android-header.jpg

 
米lifehackerの編集長、ジーナー・トラパーニさんは、オープンソース支持者で、iPhoneとは「愛憎入り交じった関係」(詳しいことは彼女の記事コレコレを読んでくださいね)なので、GoogleのAndroidを早く使ってみたくてしょうがなかったそうです。

それで今回、ようやく触ることができて、今のところはがっかりした点はないとのこと。ここ4日間、HTC G1を使ってみてわかったのは、これはiPhoneのライバルではないけれど、Google大好きなアナタや私にとっては、かなり魅力的なものだということです。ここから先は、Androidで何ができて何ができないのかをみていきましょう。

※ メモ : 彼女はiPhoneをメインの電話機として使っているので、Androidのタッチスクリーンの評価はiPhoneをベースにしたものになります。もちろん、iPhoneの他にタッチスクリーンのスマートフォンがあることは認識していますよ。また、ここでAndroidと比較するのに出てくるiPhoneとは、iPhone 2.0 softwareを指し、G1と比較するiPhoneは、iPhoneのハードウェアを指しています。ややこしいですが、おわかりでしょうか。

詳細は、以下にてどうぞ。
 


まずは、G1のハンドセット自体を見てみましょう。iPhoneユーザーとして最初に気がつくのは、キーボードをスライドして出す前の段階で、たくさんボタンがついている、ということです。具体的にはボタンが5つと、ゴムのトラックボール。このトラックボールは慣れたらとても使いやすかったので、後で触れますね。どうしても思い入れのあるiPhoneと比べてしまうのですが、iPhoneがボタンひとつであっさりと済ませているのに対し、なぜG1ではこんなにボタンの数が多いのでしょうね。


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電話機自体は少し厚めで、iPhoneとは違って右の写真でわかるように、下の方が少し内側に反っています。このデザインだと、携帯電話をジーンズの前ポケットに入れる習慣の人には不都合が生じるかもしれませんね。iPhoneはポケットにスムーズに入りますが、G1は太もものあたりがモゴモゴするし、ゴムのトラックボールがポケットの中で動いてしまいます。

しかし、このポケット問題を除けば、G1のトラックボールはかなりいい感じですよ。指をスクリーンの上で走らせるよりもずいぶん速く、スクロールやクリックができます。数日トラックボールを使ってみて、ジーナは相当ハマってしまったようです。

どうして本体が分厚くなってしまうかというと、G1はスライドさせたらフルのQWERTYキーボードが出てくるからです。ジーナは今まで、Sidekickなどのフルキーボードの携帯電話を使ったことがなかったので、G1の使い心地はとても新鮮でした。一番気に入ったのは、あとでもっと詳しく書きますが、ショートカットキーの多さです。スライドフォンには余り興味がなかったのですが、G1のキーボードはとてもスムーズに、かつ、しっかり出てくるし、カチッと元に戻るのでいい感じです。キーボードのキーは思ったほど飛び出していないので、タイプした時のキーの戻りはあまりよくありませんが、それでもiPhoneを使う時よりはタイプミスが少なくてすみます


081016android-header_01.jpg


iPhoneと違って、G1のスクリーンはマルチタッチスクリーンではありません。なので、使える指は1本です。これは2本指でズームイン、ズムアウトするのに慣れているiPhoneユーザーにとってはがっかりする点かもしれませんね。

G1のハードウェアがどんな風になっているか詳しく知りたい人は、米ギズモードの記事を見てくださいね。彼らは新機種をチェックするプロですから、自分より専門的な味方をしている、とジーナは言っています。G1とその他の電話機とのサイズ比較は、ここを参考にしてください。まとめると、G1は大きめなので、使いやすいキーボードと電話機自体の重さを天秤にかけて、どっちを取るか、ということです。

さて、ハードウェアの話はここまでにして、ここからはライフハッカーらしくソフトウェアの話をしましょう。


AndroidはGoogleユーザーの夢のデバイス(当たりといえば当たり前だけど)

 

081016androidapps.jpg

 
Androidの最も強い点は、 Gmail, GCal, Google Talk, Maps, and YouTubeなど、よく使われているGoogleのサービスが集められていることです。とはいっても、 Google Reader, Docs, Bookmarksなど、携帯電話にあると便利なアプリケーションはまだ入ってないんですけどね。でもGoogleのことなので、これらはすぐ入ってくるでしょう。

あなたが既にGoogleユーザーだとすると、最初にユーザーネームとパスワードを入れたら、スティーブ・ジョブズのいうところの「BOOM!」で、メールもアドレスブックもカレンダーも全部、Androidで使えることになります。コンピュータと同期させなくてもデータが共有できる、クラウドコンピューティングのなせるワザですね。iPhoneでは、メールアカウントをセットアップしなくてはいけなかったり、アドレスブックの同期がうまくいかなかったりしましたが、この点Androidではスムーズです。

この4日間で、ジーナは一度もG1をコンピュータとつないでいないそうです。なぜなら、必要なものすべてはGoogleのクラウドから取ってくることができるから。これが、Google大好きな人ならAndroidが欲しいだろう、と思う理由です。

ソフトウェアはいろんなものが動いていますが、ここでは一つ一つ説明するのではなく、目立ったものをいくつか紹介することにしますね。

 
AndroidはGmailを読むのに最適

Androidでは、メール、特にGmailを読むのに最も適した携帯電話だといえます。ウェブのGmailと似たインターフェイスが用いられて、スレッド、ラベル、スター、アーカイブなどがAndroidでも同じように使えます。レベル別で同期することもできますよ。カンバセーションを動かすには、トラックボールを使うか、指で軽くたたくかします。メールをタイプするのはQWERTYキーボードなので簡単です。メールの署名も設定できます。ただ、Gmailのウェブでできるショートカットは、G1では使えません。近い将来使えるようになるといいのですが。

 
081016g1gmail.jpg

 
Gmailに加えて、他のPOPやIMAPアカウントもAndroidでは使うことができます。

AndroidではGoogleマップのストリートビューが使えるのですが、コンパスモードにするとオドロキですよ。あなたが今いる位置を指してくれます。iPhoneと同じようにAndroidは位置認識ができるので、Googleマップを有効に使うことができます。スクリーンにタッチして、ズームインしたり、サテライトビューを見たり、今いる位置をピンポイントで示したり...ということが楽しめますよ。他にはない驚くべき特長は、Googleマップストリートビューとコンパスモードで、あなたが電話機を持って動くと、スクリーン上でも同じように動いて見えるというものです。これが、ストリートビューとコンパスモードを使っている動画です。

 

 
残念なことに、ジーナがいるサンディエゴエリアでは、Androidが現在地を示すことができませんでした。ということは、位置認識をする他のアプリケーションも動かない可能性があります。なので、もしあなたがG1を買おうとしているのなら、あなたがいるエリアでちゃんと動くか、一度試してみる必要がありますね。

 
Androidでは、ホームスクリーンに何を置いておくかというオプションがたくさんあります

iPhoneユーザーのジーナの唯一の不満(ノキアを使っているときもそうでした)は、ホームスクリーンに、よく送る人のアドレスを既に入れたテキストメッセージのショートカットを置けないことでした。彼女が携帯電話でよくすることが、テキストメッセージを送ることなので、ワンタップ、ワンクリックでできたらいいなと思っているそうです。Androidでは、ワンタップではありませんが、宛先入りのショートカットをホームに置くことができ、2タップで送ることができます。

 
081016android-homescreenshortcuts.jpg

 
さらに調べてみると、Android Marketからフリーのアプリケーションをダウンロードすると、ホームスクリーンのショートカットオプションを広げることができ、宛先が既に入力された新規のテキストメッセージのショートカットも作ることができるとわかりました。

デフォルトでは、Gmailのラベルのショートカット、Google Gadget、ミュージックプレイリスト、アプリケーションフォルダをホームスクリーンに置くことができます。

 
Androidは検索中心です

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「Google phone」が検索中心でないわけがありませんよね。調べたい単語やフレーズがあったら、写真にある虫眼鏡のキーを押すと、その場で検索を始めることができます。また、ホームからでもブラウザの中からでも、Googleのサーチボックスにタイプすれば、すぐに検索を始められますよ。

 
Androidには通知バーがあり、ドラッグすれば内容を詳しく知ることができます

新しくアプリケーションをインストールしたときや、テキストメッセージ、メール、ボイスメールが来たときに、Androidはスクリーン上部の通知バーに、インフォメーションを表示します。下の写真は、テキストメールが来たときのスクリーンです。

 
081016androidsmsnotify.jpg

 
通知バーをタップしてドラッグすれば、その内容を詳しく知ることができ、アイテムを通知バーから削除できます。

 
081016androiddragdownnotify.jpg

 
iPhoneのモーダルな通知システムと比べて、Androidウィンドウシェイドは優れていると言えます。


AndroidはiPodではありません---これはいいことでも悪いことでもあります

いい点としては、Androidにはもともとミュージックプレイヤー、Amazon MP3アプリケーションがついていて、DRMフリーの音楽を買えること。悪い点は、YouTube用のビデオプレイヤーがないこと、iPodではないからiTunesとのインテグレーションがないこと、などです。

 
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「I'm a Mac」コマーシャルに影響されて、iTunesでたくさん曲を買ってハードドライブに保存している大学生が、「電話もできてテキストメッセージも送れるiPod」、つまりiPhoneを差し置いて、Androidを選ぶのでしょうか。ジーナが大学生だったのは少し前のことだけれど、たぶん上の答えがNoである、ということがわかると言います。

 
Androidではキーボードのショートカットをカスタマイズできます

フルQWERTYキーボードですごいことってなんでしょう。もちろん、キーボードのショートカットですよね。Androidでは、アプリケーションをスタートさせるためのキーボードのコンビネーションを、ユーザーが決めることができます。

 
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残念ながら、アプリケーション以外の、例えば電話帳やGmailのラベルでは、キーボードのコンビネーションを設定することができません。

 
Androidのアプリケーション提供は、まだ始まったばかりです

デベロッパーがアプリケーションを提供できるAndroid Marketについては、まだ詳しく試していませんが、現段階で提供されているアプリケーションの数はまだわずかです。その中で、iPhoneユーザーにも親しみがある、iTunesのリモコンアプリケーションデモの画像を下に載せておきますね。

 

 
Androidのアプリケーションを撮ったスクリーンショットはもっと出てきて欲しいですね。ほとんどのレビューはエミュレーターを元にしたものなんですよ。


Androidではコピー、ペーストができます

iPhoneとは違って、GoogleはAndroidで、バックグラウンドタスクとクリップボードを動かす方法を見つけたようです。「Gphone」でコピー、ペーストをする様子を見てください。iPhoneユーザーには垂涎ものですか?

 

 
Androidのウェブブラウザは、Mobile Safariと肩を並べるぐらいイイ

ジーナが思うところ、iPhoneのソフトウェアで一番優れているのは、Mobile Safariだということです。Mobile Safariはタブブラウザで、タッチしてズームイン、ズームアウトすることができます。Androidのブラウザは、まだ正式にChromeというわけではないけれど、Mobile Safariのようなタブブラウザで、ページをレンダー表示できます。でも、マルチタッチではないので、Androidの画面でズームイン、ズームアウトをしてみても、Safariのようにスムーズにはいかないのです。だから、Androidのブラウザは、Mapと電話をかけるメカニズムには適していて、Mobile Safariはそうではないということになります。下の動画は、Androidブラウザの便利な機能についてのデモです。

 


ジーナは、Androidはすごいけど、使い慣れたiPhoneはまだ手放さない、と言っています。なぜなら...

 
なぜG1に乗り換えないか 

ジーナは、Androidがすごいことはわかっているし、iPhoneに対しての気持ちが、「好き」、「嫌い」、「好き」ときて、今は「嫌い」のフェーズには入っているのだけれど、まだ乗り換えるまでの気持ちにはなってないのだそうです。というのは、iPhoneと比べるとAndroidが大きめということと、彼女の住むサンディエゴエリアでのT-Mobileの3G可能範囲が狭すぎるからです。Androidで位置認識ができるというのは、ヨダレが出るほど使いたい特長だけれど、サンディエゴで自分の位置をピンポイントで示せないのだったら、意味がないのです。また、AndroidではGoogleアカウントを自分の手の中のデバイスに持ってくることを可能にするけれど、複数のアカウントを使えないのが難ですね。仕事用とプライベート用と二つアカウントを持っている人は、一度に両方のアカウントをAndroidで使うことができないし、必要な時にログアウトしてログインし直すのは、今のところ簡単ではありません。また、iPhoneを買う時にAT&Tと2年間のコントラクトを結んでいて、まだ期限がこないので、たぶんG1をすぐには買わないだろう、と彼女は言います。でも今後、ソフトウェアが改良され、いいアプリケーションが出て、AT&Tのコントラクトも切れる頃になったら、買うかもしれないのだそうです。2.0に期待したいところですね。

米Gizmodeでは、さらに詳しいレビューを載せているので、英語ですが興味のある人は読んでみてください。

Androidの日本での発売はまだ未定ですが、どうですか? 欲しくなってきました?


Gina Trapani (原文/訳:山内純子)

 
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    香川博人

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