夏だ花火だデジカメだ!デジカメで花火をきれいに写す9つのTips
掲載日時:2008.07.18 12:00
Photo by jonrawlinson
たまやー、かぎやー。
夏です。
夏と言えば花火です。
一瞬で消えてしまうあの儚さが美しさなのかも知れませんが、あの娘と一緒に見た花火をなんとか記録に残しておいて、秋になったころに一緒に眺めたりなんかして「あの花火はきれいだったねー」とか言いながら、ちょっと肩なんか抱いてみたりして、むふふっ、と妄想し、鼻の下をのばし、枕を一人抱きしめる男心もまた一興ですが、あんなにきれいだった花火もうちに帰ってパソコンで見てみると、ブレブレのブレ子さんとその双子の妹ピンボケ子さんのオンパレード。「こんなんだったら黙って花火を楽しんでいればよかったじゃないかー!」と、そんな悔しい経験をされた方は、きっと打ち上げられた花火の数ほどいらっしゃるかと。そんな悲劇がこの歴史上これ以上繰り返されぬよう今日は花火をきれいに撮影するとっておきの秘策を伝授致しませう。
花火の撮影にもっとも大切なのはカメラを固定すること。花火は動く被写体なので、何事にも動じないような固定された状態にカメラを保つことが不可欠。超大型三脚を使おうとどこかのフェンスにマウントしようとやり方は自由ですが、カメラがぐらつかない状態にしましょう。

そう、つまり、おさわりはNGということ、ではなくてですね。
三脚だろうとマウントだろうと自由ですが、その固定されたカメラの後ろに立つあなたは撮影中にカメラに触れてはなりませぬ。ハンドフリー撮影のもっとも一般的な方法と言えばシャッターリリースケーブル。
最近のデジカメならば、赤外線リモコンで撮影できる機種も多数出回っています。そのいずれもない場合は、取説を開きシャッターディレイ機能がついていないかどうかを確認。シャッターディレイ機能がある機種ではリモコンで撮影した場合と同じように振動を抑える効果あり。ですが数秒遅れての撮影となるためベストタイミングでの撮影はなかなか正直ちょっと難しいです。
Photo by mandj98
夏といえば「薄着」の季節ですので、あの娘の肌の露出具合が、これまた...むふふっ。なんという下心中心の露出では決してなく、カメラの露出スピードなので勘違いなさらぬよう。花火の撮影の質は露出調整で決まるといっても過言ではないくらいに露出は大事な要素です。花火というのは巨大で明るく、そして遠くに存在する光源であり、しかも数秒間かけて拡がっていくという非常にややこしい被写体なので、花火の拡がりをより美しく撮るには長めの露出が必要となります。拡がりをうまく捕えるには通常1秒から4秒程度の露出が適切です。それ以下の場合、暗闇に広がるいくつかの光をまばらに捕えることしかできないのです。
実際に花火大会に足を運ぶと、花火の数よりも人間の数の方がはるかに多いもの。良質な撮影現場の確保はなかなか難しい問題ではあるのですが、良い写真を撮るには早い時間帯から現場に潜入し、良い場所を確保するくらいの犠牲はいたしかたないところ。花火とカメラの間に障害物のない、空が一面見渡せる場所を選んだ上で、ビューファインダーを覗いたときに肉眼で見えている景色とファインダー越しの景色にさほど違いがないことを確かめましょう。場合によっては自分の視点よりも高いところ、または低いところから撮影すると面白い写真が撮れることもあります。そして出来れば風上から撮影したいところです。花火からはものすごい量の煙が出ますので、風下にいると写真に煙がかかり霧がかかったような、または汚れた窓から見ているかのような写真になってしまうことがあるのです。
フラッシュはオフに。フラッシュをオフに出来ない場合はテープなどで光が出ないように工夫が必要です。ロックコンサートなどで78列目(カナリ後ろの方)辺りからフラッシュ撮影した写真を見たことがある方はご存知かと思いますが、遠くにある暗い被写体にフラッシュは逆効果。フラッシュをマニュアル設定でオフに出来ない場合、「風景撮影モード」などを試してみれば大抵の場合フラッシュをオフに出来ます。花火ではなくその前にいる人や物をフォーカスして撮影する場合はフラッシュを使用しますが、それ以外の場合は基本オフです。上の写真の隅の女性がちゃんと写っているのはフラッシュのおかげ。同じ写真をフラッシュなしで撮影した場合、背景に対して暗くぶれた感じで写ってしまいます。
フォーカスはマニュアル設定
マニュアルフォーカスが出来ないカメラの場合は前述のように「風景撮影モード」に設定すれば大抵の場合同じ効果があります。

せっかくの夜空が携帯のカメラで撮影したかのような「ピクセル」むき出し状態の写真になってしまっては台無し。カメラでISO設定が可能な場合、これを一番低いところに設定。オート機能をオフにし、50か100くらいに設定。カメラに任せると200、400またはそれ以上の設定で撮影してしまう可能性大です。ISOが低ければ低いほどノイズは減ります。

偉大なる先人たちは「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」というありがたい言葉を現代社会に生きる我々に残してくれたわけですが、実際に良い写真を撮るための最後の秘策はとにかくたくさんの写真を撮りまくることです。そのためには出かける前にメモリーカードを空にしてできるだけたくさんの写真が保存できる状態にしておく必要があります。そして忘れてはならないのが花火大会の進行。その花火大会自慢のとっておきの一発は大会の終了間際に打ちあがります。その前に撮りすぎるとメモリーカードの容量が足りなくなってしまう可能性もあるので、ご利用は計画的に。
それではもう一度秘策をおさらいしてみましょう。
1. カメラは固定するべし
2. ハンドフリーで撮影せよ
3. 露出調整を忘るるべからず
4. ロケーション・ロケーション・ロケーション
5. 花火撮影にフラッシュは禁物
6. フォーカス = ∞(無限大)
7. ISO調整でノイズをカット
8. あって良かったスモールライト
9. 撮って撮って撮りまくれ!
これで今年の花火撮影は完璧ですね!
えっ?!
花火大会がいつどこであるかがわからない?
しょうがないなぁ、それなら最寄の花火大会をこちらで検索。
えっ?!
一緒にいくあの娘が見つからない?
んー、誠に残念ながらそのようなリンクはここには貼れません!
そんなわけで皆さんの健闘を祈ります。
Have a nice shoot!
Jason Fitzpatrick (原文/まいるす・ゑびす)
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プログラムが公開されてる花火大会だったら、何時頃にどんな花火があがるか把握しとくのもいいですね。